60歳、私の仕事の悩み

仕事

 

 

仕事に関して、誰もが多少なりとも悩みがあると思います。

環境、年齢、性格によって抱える悩みも様々です。

59~60歳にかけての私が悩み苦しんだこと。

同年代の悩める方の、気持ちが軽くなることを願いつつ

私の経験と解決の方法を記してみたいと思います。

 

喜びから一転、どん底に

Hitomi
Hitomi

思ってたのと違うのはよくあること

私はまもなく60歳になります。

離婚し、現在コールセンターで勤務しています。

 

セラピストという前職とは全く違う職種への挑戦でした。

慣れないことに苦労しつつも頑張っていました。

 

数ヶ月前に上司に呼ばれ、昇格の話がありました。

勤務して2年足らずの59歳の私に舞い込んできた話。

私は悩んだ末、昇格の話を受けることにしました。

努力が認められたことの喜びと、お給料が増えることが有り難くて。

管理職になることは、大きな自信となりました。

 

でも、実際には予想とは違う厳しい現実がありました。

就任してまもなく、苦悩の日々を送ることになります。

 

若い子と比べられ落ち込む毎日

昇格する時、私ともう一人若い子の二人が同時に選ばれました。

年の差は30歳以上です。

最初から嫌な予感はありましたが、的中でした。

 

管理職になると電話は取らなくてよくなります。

でもパソコンを使う仕事が多くなります。

事務系の仕事をしていない私には、Excelの使うのは初めて。

「パソコン苦手でも大丈夫です」と言われていましたが

Excelを使ったことのない私には、難しいことだらけでした。

 

一緒に昇格した子は20代でExcelもできます。

スタートから差がついていたのは仕方ないこと。

悔しいけど、張り合う気持ちもありませんでした。

実力の違いは認識していましたから。

 

でも仕事は若い子に優先的に教え、まかせ…

後回しの私との差は歴然としていました。

覚えの悪さもあるし、若い子優先なのは納得できます。

でも半月以上が過ぎても、私はほとんど何もさせてもらえない。

そこからは、悔しさやみじめさを感じるようになっていきました。

 

思いきって部署の責任者に相談に行きました。

「その状態はいけない」と私にも仕事する機会を作ってくれました。

基本的な仕事は、分担交代ですることになりました。

でも私の仕事は、そこから進展することはありませんでした。

新しいことを教えてもらえないのです。

またまた差がついていました。

 

しばらくして、前回相談した上司に呼ばれることがありました。

その時再度、現状の相談をしてみました。

不安や不満でいっぱいだった私は、改善を求めました。

でもこの相談が、裏目に出てしまったのです。

 

精神的苦痛の始まり…

私の相談に、上司は再び改善しようとしてくれましたが…

私に教える立場の先輩は、私が言いつけたと気分を害したようです。

翌日声を荒げて怒られました。

「私は同じように教えている」「あなたが聞いてこないから」

怒りの感情が刺さるように感じられ、悲しかった。

 

確かに上司に言いつける嫌な人に思われたかもしれません。

でも私には、自力で現状を変えることは無理でした。

そして私は辞めたくないし、早くできるようになりたかった。

 

すでに眠れないほどのストレスになっていましたが

せっかくいただいた話だから頑張りたいと思っていました。

 

でもさらに私にとって居心地悪い職場となったのです。

些細なことでも私は大声で怒られるし、

時には理不尽なことで感情を向けられることもありました。

 

仕事は私だけができないことも多くて、

暇な時間が多いのも苦痛でした。

 

そろそろ精神的に限界かな…と思い始めました。

 

ストレスから起こる心身の変化

私はもっと早くに見極めるべきだったのかもしれません。

ピリピリした状態で、怒られれば心が萎縮し、一日びくびく。

常に胸がざわざわし、締め付けられる感じでした。

忙しいならまだしも、私は暇な時間が多い。

この状態は拷問のようにつらく、苦痛でした。

 

職場でも気分が落ち込み、やる気も出ない。

家にいても暗く沈んで、何もやりたくない。

夜はなかなか寝付けず、何度も目が覚める。

目が覚めれば、翌朝の仕事のことを考え眠れなくなる。

自分でも今の私はまずいのではと思いました。

 

それからは、ひたすら自分を責めて

涙が止まらなくなったりして…

優しい人達の顔を思い浮かべるたびに号泣し、

時には外を歩いていて突然涙が流れだしたり。

この時「もう辞めよう」と決心しました。

 

この状態を続けたら、自分の心が壊れると思いました。

職場が今より良い環境になることは期待できない。

「逃げた方がいいことだってある」

そう自分に言い聞かせました。

 

情けなさは拭えない

Hitomi
Hitomi

自分を責める必要はありません!

私は昇格し、やる気もあったけれど

スタートから理不尽なことばかりでした。

そのことは納得はできないこともあります。

 

でも、その理不尽な扱いを受けたことでさえ

自分が悪い気がして、情けなくなります。

 

60歳を目前にした覚えの悪いおばさんの私。

20代の頭の回転の速い、可愛い女の子の方が教え甲斐がありますよね。

私が教える側だったら、差をつけるかもしれません。

 

そんなことは百も承知。

仕事をちゃんと教えてくれれば、それでいい。

そう思っていましたが…

ひねくれていた自分も認めます。

 

暗くなって消極的になってしまったことも

さらに悪循環を招いたように思います。

そして実際覚えは良くなかったのも事実。

プライドを捨てうまく立ち回るか、その場を去るか

その選択で私は去ることを選びました。

 

今回私がわかったことは

・職場では60歳らしい大人の対応が必要なこと

・むきになって頑張ろうとしないこと

・プライドや自信は出さないようにする

・年齢のせいにせず仕事に挑むこと

・自分を殺す環境ならさっさと去ること

 

苦しいだけの環境なら、無理して頑張らない。

今回私は役職をおりて、逃げる道を選択しました。

 

60歳だからこの先何十年も働くわけではないでしょうし、

苦痛で心を病んでまで仕事したくない。

60代からは仕事はゆる~い感じでやっていきたい。

情けない、みじめな気持ちになっちゃいけない。

 

若い頃より覚えが悪くなることは事実ですが、

その事実を受け止め、謙虚に仕事をしたいと思います。

そして、都合の悪いときだけ年齢のせいにしない。

 

職場で生きやすい環境のため、割り切ることも必要です。

どんな時も大人の余裕を持ち穏やかでいたいですね。

 

60代からは新しい生き方を

若い人がどんどん活躍するようになり

60代ともなれば、割り切るべきことも多くなります。

 

負けん気を出して、険しい顔で仕事しないように

一歩引いて穏やかで謙虚な存在でいたいものです。

気難しくて扱いにくい存在にならないように…

 

年をとっていることを言い訳にしたりせず

年齢なりの器の大きさでおさめたいものです。

 

会社も60代の人に20代と同じ能力を求めてはいない。

若い人にはできない部分で、自分を生かしていくしかありません。

職場では信頼され、なくてはならない存在でいること。

今までの人生経験を生かして

自分らしいポジションを築くことが大事だと思います。

 

60代は残りの人生を悔いなく生きるために

仕事も自分なりの考えで気負わずやるのが正解だと思います。

必死で努力することももちろん大事。

でももうそろそろ気楽に働くのでもいいはず。

 

どうしたら健康で長く快適に仕事できるのか

自分に楽をさせながら生きていくので丁度いいのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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