コールセンターでの昇格

仕事

役職のメリットは?

Hitomi
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頑張ってみますか?

コールセンターで仕事が認められれば、昇進や昇格のチャンスがあります。

管理職を目指して頑張っている人も多いと思います。

お給料が増えますし、基本電話対応をしなくてすみます。

上昇志向のある人にとってコールセンターは、チャンスを得やすい職場だと思います。

 

でも実際は、昇進の話を頑なに断る人も多いのです。

すごく大変だし、拘束時間も長くなりますから。

自由時間がほしい、ストレスなく仕事したい人には、昇進昇格に魅力は感じないでしょう。

 

大変でも上を目指したいのか、できるだけ苦労せずに働きたいのか。

仕事に対する考え方で、進む方向性は違ってきます。

 

管理職のメリットとは

①何と言ってもお給料UPがいちばんです。

驚くほど上がるわけではありませんが、数万円はUPします。

お給料が増えれば仕事へのモチベーションも上がるでしょう。

長く働きたいなら管理職で頑張ってみるのは良いと思います。

 

②次に、一日中電話の対応をしなくて済むことです。

管理職になると基本電話は出なくなります。

お客様対応でのストレスはなくなるかもしれません。

ただ、「上の者を出せ!」と言うお客様の対応はありますが。

そうなると大きなストレスにはなります。

 

③そしてスキルアップや仕事の幅が広がることです。

一日中電話対応をしていた時とは仕事も変わりますので、新たな業務を覚えることになります。

難しいけれど、管理職しかできない業務になるので、幅が広がりスキルアップになります。

役職につくというのは責任も増えますので、管理職の考え方になり心構えも変わってきます。

大変でも、やりがいがあると感じられるでしょう。

リーダー的な立場に抵抗がなければ、管理者に向いているかもしれません。

 

デメリットとは

まず仕事が大変になり、勤務時間が長くなります。

それまでとはまったく違う仕事内容になりますので、覚えるのも大変です。

 

私自身のことになりますが、いちばん苦労したのはパソコン業務でした。

私はコールセンターで働く前の仕事はオーナーセラピスト。

お客様を癒したり綺麗にすることが仕事でした。

 

パソコンはブログとか毎日の売り上げを入力する程度のことしかしていませんでした。

エクセルって何?っていうレベルです。

 

コールセンターではいくつものシステムを開きながら対応するので、パソコンは使います。

でもパソコンが苦手な人でも、慣れれば誰でもできます。

でも管理職になると、まったく違う業務でパソコンを使うことになります。

パソコンがあまり得意じゃない人には、慣れるまでが大変です。

 

私は理解できないことも多く、本当に苦労しました。

毎日お腹が痛くて、あまり眠れなくて、辞めたいと本気で思っていました。

管理職になったことを後悔しながら毎日を過ごしていました。

 

 

若いうちに管理職になるのは、良い選択だと思います。

覚えも早いし、能力を認められてさらに上へと昇進できる可能性も高いです。

でも私のように還暦間近になっての昇進は、よく考えた方がいいと思います。

仕事を覚えるのは大変だし、朝は早く出社し帰りは遅くなります。

若い人と違い、これから育っていく存在でもありません。

 

働けるのも、健康状態にもよりますが、何十年もできるわけではありません。

体力がなくなり、無理したくないという気持ちもある。

でも少しでも貯金をしておかなければ…と現実的な思いも。

 

働けるうちはがっつり稼ぐのか。

自分の時間や体力を重視し、ゆるく働くのか。

若い頃とは違う、生き方の選択が出てきます。

自分がどんなふうに残りの人生を生きたいのか、よく考えて後悔しない選択をしたいですね。

 

若い人の中で仕事をするということ

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なかなか、しんどいです。

同年代の中にいる方が、分かり合えることも多く気楽です。

居心地よく、それで仕事が続けられたということもあります。

私は同年代の同期がいたことで、やってこれた部分が大きいです。

 

管理職になるということは、そんな居心地のよさから抜け出すことになります。

まず私のように還暦間近ですと、管理職はほぼ年下です。

その大半は20歳以上は年下です。

頭が良く、パソコンスキルも高い、有能な若い人の中で仕事をすることは、気持ち的にもしんどいものです。

気後れすることばかりで、しばらくは心が縮こまってました。

 

私が管理職になった時は、辛抱強く親切に教えてくれる人も多くて助かりました。

有り難いやら、自分が情けないやらで、毎日がしんどかったです。

「私には無理だ」「この年齢で、無謀なことをしてしまった」と後悔してばかりでした。

 

苦労している私に、いろんな人が励ましてくれたことで辞めなくて済んだのですが、60歳近い自分がこんなに覚えが悪いことに愕然としました。

 

まず新しいこと、難しいことには拒否反応が起こってしまいます。

覚えようとしても、頭に入ってこないのです。

そうなると焦って、ますますおかしなことになってしまいます。

思い込みでやってしまったり、よく考えず何でもすぐ聞いてしまったり。

焦りすぎて初歩的なうっかりミスをしたりと。

焦れば焦るほど、ドツボにはまってしまいます。

こんな自分が本当に情けなくて嫌になりました。

 

でも若い人の仕事ぶりを見ていて、とても刺激になりました。

 

内心、のみこみが悪いことを年齢を言い訳にしていたこと。

仲間と愚痴も言い合えた元の部署に戻りたいと、考えていたこと。

おばさんだから扱いが悪いと、ひねくれていた自分。

そんなことを考えていた自分が恥ずかしいです。

 

人は思うようにいかないと、何かのせいにしたり言い訳することが多いですが、まさに自分がそうでした。

 

60歳からの新しい私

どうしたって若い人と同じレベルになることは、難しいと悟りました。

この年齢だからこそできることを伸ばしていくしかないと考えました。

 

穏やかで温かい雰囲気を作る存在でいよう。

この年齢だからこそ、落ち着いた対応や判断ができるようにしよう。

人間的に信頼されるよう努力するしかないと思いました。

 

覚えは遅くても、他で自分しかできないことがあればいいのだと。

難しいことは時間をかけて覚えるしかない。

若い人と同じレベルになろうと一喜一憂することはやめました。

 

心がそんな域になると、気持ちが楽になりました。

きっと私がこの年齢で管理職になったのは、そういうことを求められていたのだと思います。

事務的なスキルを求めるなら、もっと若い人を選んだはずですから。

「なーんだ、それならもう少し頑張ってみよう!」と憑き物が落ちました。

 

私は60歳になるけれど、今まで足りなかった人間的な成長ができる機会が与えられた。

そう考えています。

私は穏やかで、寛容で、安心感を与える存在になれるよう努力しています。

 

悩んで苦労して、泣いたことも多いけど、抜け出した先には新しい道があるかもしれません。

仕事に関しては若い人を見習って、甘えない自分でいたいです。

60歳という年齢を言い訳にしない、新しい自分でいたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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