やるしかない
59歳で離婚。貯蓄もわずかとなれば、今すぐお金を貯めることを始めなければいけません。
いつ何が起こるかわかりません。
この年齢になれば大きな病気をするかもしれませんし、仕事を失い収入が絶たれてしまうかもしれません。大きな出費があるかもしれません。
そして何より、自分がやりたいことをするため、ほしい物を買うためにもお金が必要です。
私はお金を貯めることがあまり得意ではありません。
そして長いことお金を貯めることが不可能な生活ををしてきました。
だからといって貯蓄が少ないことの言い訳にはなりません。
どんなに大変な経済状態でも、軌道修正をするために思い切った行動に出ることもできたかもしれないのです。それをしなかったから、今の状態があるわけです。
時間は戻せないので、今すぐにお金を貯めるようにするしかないのです。
自分が不幸にならないためには、すぐ行動しなければ。
やり過ぎない節約
節約を始めるとストイックになる人がいます。
私は完全にそのタイプです。一気に結果を出したいのか、楽しんでいるのか、自分でもよくわからないけれど「手抜きは一切しない!」という勢いでガツガツやってしまいます。
これは失敗の元だと自覚しています。
たとえストイックにやってお金をある程度貯められたとしても、マイナスになることも多いのです。
食べるものはとにかく安い食材、そうなると添加物やカロリーを度外視することも多くなります。
衣服や化粧品、持ち物もケチになりすぎると、特に私のように50代ともなれば貧相でみすぼらしい姿となってしまいがちです。
友人知人との交際費ももちろん控えるようになるでしょうから、交友関係にも影響してきます。
そして何よりあまりストイックに節約すると、考え方がケチくさくなってしまい、結果金運も良くなりません。
お金を貯められる期間は、若くないからあまりないですし、悠長なことはしていられませんが、でも自分自身を小さくしてしまうことは避けたいものです。
特に人間関係はこれから最も大切にしたいものです。
あくまでもお金だけでなく、心も豊かになれる節約をしていきたいですね。
むだ遣いをしない習慣を
節約意識を持つと、今までむだ遣いが多かったことに気づきます。
「贅沢なんてしてないのにお金が残らない」とよく言いますが、贅沢とは言えなくても無駄は結構あるものです。
ちょっとしたものをついつい買っていて、それが習慣になってしまっていたりします。
安いものでも「ちりつも」で、ひと月単位、年単位で見るとそこそこ大きな金額になったりします。
この習慣はぜひとも改善したいですね。
私も無駄を洗い出してそれをやめるようにしたり、本当に必要かどうかを考えて買い物をするようになりました。
よく考えて食材を買い、きちんと使い切る。これができた時は本当に気持ちが良いものです。
「食材がない」と思っても、冷蔵庫やストックしている食品はまだまだあります。
きれいに使い切るのって頭を使うし、なかなか難しいものです。
いつもなら間違いなく買い物に行っていたものが、お金を使わず食事ができてしまうなんて、やっぱりまだまだ無駄があったんだな、と反省します。
今はいかに無駄なく暮らすかということを、楽しんで実行しています。
生活が大変で昼も夜も働いていた頃よりも、時間にゆとりのある今の方がすべてにおいてお金を使わなくなりました。
忙しすぎてくたびれてしまうと、手間をかけたことができなくなり結果お金を使うことが多くなってしまいます。
節約は疲れてしまうと、なかなかできないものです。むだ遣いしないためには自分の体調管理も大切にしたいですね。
目標を持ち、貯金を楽しむ
無理をした節約とか貯金は続かないですし、ある程度貯まったとしても、いったんお金を使いだすと今までの我慢の反動で歯止めがきかず、苦労が台なしになってしまうこともあります。
何事も我慢や無理を長く続けるのは良くありませんね。
やるのであれば、目標を持ち、期間限定で頑張るべきだと思います。
目標はとても大事です。やみくもに無計画にお金を貯めようとしても、モチベーションが上がらず効率が悪いです。
嫌気がさして「なんでこんなことしてるんだろう」「もっとお金使って楽しく生きた方がいい」って思ったりします。私もそれで何度も挫折しました。
たとえ貯金の目的が、これから先の老後資金というゴールまでが長いものであったとしても、とりあえずは何年後かの目標を立てるべきです。
旅行でも引っ越しでも、大きな買い物でも、まずはモチベーションの上がる目標を立てるのです。
数年後に本当にそのためにお金を使ったとしても、お金を貯めることに自信がつき、何度でもお金を貯めることができます。
お金を貯めることを「ひたすら我慢すること」ではなく、知的なゲームのように楽しんですることが、うまくいく秘訣だと思います。
収入を増やすことを考える
お金を貯めようと思ったら、節約をしてムダをはぶくことは重要ですし確実な方法ですが、さらに大きく貯金しようと思うならやはり収入を増やすことを考えるべきです。
実際「お金を早く貯めたい!」とやる気が出てきたら、お金を稼ぐことに積極的になります。
副業をするとか、転職するとか、考えることは人それぞれでしょうが、思い立ったらすぐに準備に取り掛かった方が良いかもしれません。
まして年齢が50代、60代になってきたら、収入を増やすことはだんだん難しくなります。
そんな中で貯金をしていこうと思うなら、節約と収入を増やす努力は同時にしていかなければいけないですね。
手っ取り早くは勤務時間や日数を増やしてお給料UPをすることだと思います。
もしくはWワークをする。
もう少し長い目で考えるなら、資格をとって転職や起業をすること。
何が自分の人生を切り開くことになるかわからないものです。
だから貯金をしようと決意してから「やってみよう!」「やってみたい」と思ったことは挑戦した方がいいと思います。
現状を変えるには行動しかないのですから。
悲観的にならないこと
これからは年金だけでは生きていけないのに、貯金はほぼないに等しく、仕事は何歳までできるのかわからない…
先に明るい希望などあまり持てず、不安しかない。
どんなに節約して、頑張って仕事しても、自分にできることはたかが知れてる。
そう考えると自分の老後は絶望的で、目の前が真っ暗になります。
でもどんなに心配しても、悲しんでも、良くは変わりません。むしろ先の見えない不安がさらに大きくなるだけです。
悲観的な思いにどっぷり浸ることはせず、しっかり前を見て進むしかないのです。
今、自分にできることは何なのか、目先のことだけではなく、これから先の自分を見据えてやるべきことを決めていきたいですね。
時間はあっという間ですから、立ち止まっている場合ではないのです。
人それぞれ性格も考え方も、健康状態、生活環境など違うのですから、どうするべきかは自分で決断することです。何が正解かも先にならないとわからないことです。
だから悲観的にならず、人生を楽しむためにお金を貯めていきましょう。
私は60歳も間近で離婚し、わずかな貯金も引っ越しなどで使い残りわずか…と、無謀ともいえる決断をしましたが、自由になり心が軽くなった分これからいろんなことに挑戦し、新しい人生を取り返すつもりです。
だからこそお金が大事なんです。
「悲観的にならない」これは私が最低限守りたいルールです。
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