コールセンターは何歳まで働ける?

仕事

私は離婚後、コールセンターに転職しました。

もう少しで59歳という頃でした。

公私共にの再スタートでした。

年をとっても働ける職場で、長く仕事をしたいと思いました。

 

でも何の仕事でも同じですが、思っていたのと違ったり、辞めたくなることはあります。

どうすれば長く仕事ができるのか、働き方について考えてみたいと思います。

コールセンターでの年齢制限

Hitomi
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70代でもできるのか…

コールセンターで働くのに、年齢制限は基本的にありません。

若い層からシニア層まで幅広く活躍しています。

60代以降のシニア層も多くなりました。

企業によって年齢層は違いますが、年齢制限がないため経験やスキルを活かして長く働くことができる職場です。

 

でも長く働くのは大変なことです。

決して楽ではないコールセンター業務。

60代以降も働かないと暮らしていけない人はたくさんいます。

私ももちろん、そのうちの一人です。

できるだけ豊かに、ストレス少なく働くために。

問題点と解決方法をとり上げていきます。

 

コールセンターの高齢者雇用の現状

現在60歳の私。

「高齢者」という言葉は嫌ですが、否定できない年齢になってきました。

私が働く職場は60歳以上の人が多く、居心地は悪くないと思います。

でも覚えが悪くなって、ミスも多くなり。

体力もなくなり疲れもとれない…

いつも肩こり、腰痛、脚のむくみが。

「何歳までできるのか」と自信がなくなります。

 

日本は高齢化が進み、コールセンターも高齢者の雇用が多くなりました。

企業は多様な年齢層の雇用をすることで、経験豊かな人材を確保することができるメリットがあります。

でもそれに伴い悩ましい課題もあります。

 

高齢者の雇用には課題がいくつもあります。

・病気や体力の低下などの理由で、欠勤、遅刻、早退が多い。

・技術的なスキル不足。仕事への気力の低下。

・若い人とのコミュニケーション不足

・離職率が高い

 

私も60代になり体の衰えを感じるようになりました。

疲れやすく、疲れはとれない。

職場でイライラすることがあれば疲弊してしまいます。

若い頃のように踏ん張りがきかない。

やる気も出てこない。

頑張ったところで、若い人のように認められない。

なら、無理しないでマイペースでやっていこうと思うのです。

そう考えないとしんどいです。

 

若い人とコミュニケーションをとれないことも、職場の居心地の悪さにつながります。

年配の人を敬遠したり、馬鹿にした態度をとる人はけっこういますが、仕方ないのだと思うようになりました。

私も20代の時、50代60代の人たちが苦手だった。

無遠慮で鬱陶しいと失礼ながら感じることも度々。

自分がその年代になって返ってきたのかもしれません。

いろいろ気をつけていますが、年代の違う人との関係は難しいものです。

表面上無事に関係を保てれば、それでOKだと思います。

 

パソコンもいくつものシステムを使いこなせなったり、新しいことを覚えられなったりで、ついていけない自分を感じて情けなくなります。

電話での対応や事務処理も、クレームやミスが続けば自信を失いますね。

仕事の厳しさが辛くて職場を去る人は多いです。

 

いろんな要因で、離職率は高いのが現実です。

生活のため、割り切って頑張っている人も多いです。

でも、最近思うのです。

「私、何歳まで頑張れるかな…」と。

長く仕事はしたい、しないといけない。

でもずっとストレスで疲労困憊して毎日を過ごすのが嫌だとも思うのです。

 

60代以降もコールセンターで働くメリット

Hitomi
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皆が選ぶ理由がある。

嫌な点からとり上げましたが、コールセンターで働くメリットもあります。

 

コールセンターで働く人は前職が様々です。

60代だといくつかの職種以外は、なかなか就職できません。

手っ取り早く仕事に就けるというのが、コールセンターを選ぶいちばんの理由だと思います。

でもそれ以外にも60代以降の仕事にぴったりな点があります。

 

①体力的負担が少ない

コールセンターの仕事は座って行うので、体力をあまり必要としないため、高齢者や足腰が悪い人でも働くことができます。

立ちっぱなしや肉体労働のような負担が避けられます。

(座ってばかりも腰痛やむくみでつらいですが)

 

②フレキシブルなシフト

多くのコールセンターはシフト制で、勤務時間の変更や希望休の取得がしやすいです。

体力に合わせて短時間勤務や勤務日数を減らすなど、融通がきくシフトが組めます。

介護とか他にも仕事をしているなど、ライフスタイルに合った働き方ができます。

 

③経済的な自立

コールセンターの時給は高めに設定されているので、一定の収入を得ることで経済的に自立しやすくなります。

 

④経験を活かせる

60代は豊富な人生経験があり、顧客サービスや販売において大きな力を発揮することができます。

コールセンターで60代以降の雇用が増加している背景には、そのような経験の重要性があってのことだと言われています。

 

⑤コミュニケーション能力を活かせる

④と共通しますが、長い人生経験から培ったコミュニケーション能力を活かすことができる職場です。

顧客対応や問題解決において強みとなります。

人と会話し喜んでもらえることにやりがいを感じる人には、最適な仕事です。

 

⑥スキルアップの機会

コールセンターの業務を通じて新しいスキルを学ぶことができます。

難しいことも多くて大変だけど、スキルが身につけば業務の幅が広がったり自信につながります。

転職の際に役立つこともあります。

 

⑦多様な業務の選択肢がある

コールセンターはインバウンドやアウトバウンドなど、様々な業務があります。

企業により商品やサービスも異なるため、自分の興味や経験によって業務を選択することも可能です。

私の職場でも受発信のない部署へ異動した人もいます。

たとえ時給が変わったとしても、それで辞めずに仕事を続けられるのなら正しい選択だと思います。

 

 

やはり60代以降も仕事するなら、コールセンターはメリットの多い職場ですね。

あとは辞めたくなる様々な理由に、どう対処していくか…

それがうまくコントロールできるなら、長く続けるべき仕事だと思います。

 

コールセンターで仕事を続けるためのコツ

Hitomi
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自分が変わることも必要です。

高齢でも働ける職場であっても、つらいと感じるなら我慢ばかりになります。

生活のためとはいえ、我慢し続けると心も身体も病んでしまいます。

自分に合わない環境なら他に移るべきだと思います。

でも、自分自身の思い込みやネガティブな感情でつらい環境を作ってしまうこともあります。

 

コールセンターで60代以降も働くための心構えについてあげてみます。

 

仕事するなら気をつけるべきこと

①求められるスキルを理解すること

顧客対応に必要なコミュニケーション能力やビジネスマナー、PCスキルが求められます。

きちんと理解しスキルを磨くことで、職場での価値も高まります。

重宝される存在であるための努力は必要です。

文句や愚痴を言う前に、まずは頑張って習得しましょう。

 

②柔軟性のあるシフトを組める職場選び

ライフスタイルや体力、健康状態によって柔軟にシフトを変更できる職場を選ぶことが大事です。

勤務時間や日数に厳しい職場も多いです。

60代以降は若い頃と同じにはできないことも出てきます。

そのようなことに配慮してくれる職場を選ぶようにしましょう。

 

③体力や健康管理をする

コールセンターの仕事は座って行うため運動不足になりがちです。

おやつなどをもらうことも多く、太る原因にもなります。

日常生活では食事に気をつけたり、適度な運動を取り入れることが、長く働くためには重要です。

仕事中の姿勢にも気をつけたいですね。

背中を丸めたままでPC画面を見続け、脚を組みっぱなしでは不調の原因になります。

 

④人間関係には気をつける

コールセンターは独特の人間関係があります。

仲間との人間関係は、気をつけないと辞める原因になってしまいます。

職場で楽しく居心地よく仕事するために、積極的にコミュニケーションをとることは大事なことなのですが、距離感に気をつけないと後悔することに。

私もずいぶん失敗しました。

仲良しがいると心強いのですが、お互いに過度に干渉しない「程よい距離感」を保つことが大事です。

長く働きたいなら深入りしない人間関係が必要です。

 

⑤年齢に対するマインドセット

若い人たちが活躍していく中、年をとった自分に自信を失い、あきらめの気持ちが湧きおこります。

なかなか受け入れられなくて、自己肯定感が低くなってしまいます。

 

でも今までの経験で培ってきたものがあります。

まだまだ自分が活躍できることを信じ、前向きに仕事に取り組むことが大事です。

自信を持ち、自分の強みを活かしていこうという気構えをもつことで新たな評価、価値を得ることが可能です。

今の自分だからできることがあります。

 

⑥清潔感、身だしなみに気をつける

年齢層が高い私の職場は、考えさせられることが多いです。

60代以降の人の、周りの扱われ方が分かれるのです。

好かれる人と、敬遠される人に。

性格はもちろん関係あります。

でも、清潔感が本当に重要なのです。

身綺麗にしていないと、人が離れていってしまいます。

 

髪が白髪まじりでボサボサ。

服がだらしなく、清潔さがない。

においが強い。

他にもありますが、特に女性は気をつけたいものです。

体調が悪いとか、余裕がないとか、様々な理由はあるとは思います。

でもできる限り身綺麗にすることで、印象が変わるし、自分のためなんです。

 

 

60代でも70代でも、今から考え方をさらに前向きにすることで、働きやすさや自信、やりがいなどが変わってくると思います。

 

少しでも長く、良い条件で仕事をしていくことを望んでいるなら、努力もある程度はする覚悟が大事ですね。

将来職場で、みじめな気持ちで過ごさなくても良いように、今から環境を整えていきましょう。

 

 

 

 

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