50代からのコールセンター選び
60代になっても一人で生きていける暮らしのためには、少しでも収入が多い方がいいですよね。
コールセンターで収入を上げたいと思ったら
①時給の高いところに転職する
②査定で時給UPできる能力を身につける
③発信業務でインセンティブを狙う
④Wワークで働く
という方法があると思いますが、
①時給の高いところは、若い方で決まってしまうことが多いです。
私も、私の知人も、派遣会社に電話したら面接さえしてもらえなかったことがあります。
電話での会話が一次審査となるのでしょうか。
でも名前と年齢を聞かれただけなので、1分足らずで電話は終わっています。
「面接がある場合はこちらから電話します」と言われ、そのままでした。
仕方ないとは思っています。私だって雇う側だったら若い人を優先するかもしれません。
若い人はパソコンも得意だし、物覚えもいい。素直で扱いやすいということもあるかもしれません。
「シニア歓迎」と謳われていても、登録だけしてなしのつぶてということもあります。
超短期の仕事だと50代60代でもOKということが多いですが、長期で高時給を探すなら何度かは断られる覚悟で応募してみた方がいいと思います。
②査定で時給UPする。この査定は基準が会社によって違うと思いますし、査定による時給UP自体がない会社もあると思います。
査定による時給UPは私が知る限り、かなりハイレベルです。
電話応対、処理の速さから勤怠まで、いろんな面から厳しくチェックされます。特に電話応対は難易度が高いです。
そしてそれをクリアしたとしても時給は大きくUPするわけではありません。
ただ何度も査定で良い評価を得続けていたら、都度時給が上がっていくのでそれなりに増えていき高時給になると思います。
③発信業務でインセンティブを狙うのが稼ぐ方法としてはいちばん金額が大きくなると思います。単発的な収入になりますが。
ただ発信業務こそ能力の差が出やすく、できる人はどんどん成績を上げるし、できない人はあっという間につぶれて消えていってしまいます。
営業さんが出向く訪問アポは獲得するのは大変ですが、売り上げが上がった時には高額なインセンティブが入ります。
断られ続けても心折れず次々と架電し続けることができ、ここぞという時にはちょっと強く押せることができるなら、インセンティブで稼げる可能性はあると思います。
発信業務自体が50代以降の人の人間性や経験を生かすことができるので、発信の方が好きという人は多いと思います。
④Wワークをするのは、収入を増やしたい時の王道でしょうか。
コールセンターで働く人でWワークをしている人はとても多いです。
私も実はコールセンターのWワークをしていました。
私は受信業務のあまりのストレスから逃げたくて、週に2回ほど発信業務の仕事をしたことがあります。
発信業務は難しいけれど、私が行っていた会社は、休憩休憩時間が1時間に1回あり、お昼も12時になったら一斉に仕事を中断し休憩に入れ、仕事も自分のペースで架電できました。
受信業務が苦にならない人はWで受信もいいかもしれませんが、私のように受信がけっこうなストレスになっている人は、Wワークをする時に片方を発信にすると新鮮な気持ちで仕事をすることができます。
ただ、どちらも違った大変さがあります。
もちろん違う仕事とのWワークもいいと思います。
知人で昼はコールセンターで夜はスーパーで仕事をしている人がいますが、かえって気分転換になると言っていました。
ただWワークはあまり長い期間やるとやはり疲れて体調に支障をきたすこともありますから、稼ぐ期間を決めて仕事した方がいいと思います。
コールセンターで長く勤めるには
1~2年以内に辞めてしまう原因は
コールセンターというところはたくさんの人が入ってきて、たくさんの人が辞めていきます。
何年もいて辞める人は少なく、1~2年くらいで辞める人が圧倒的です。
たぶん最も多いのは1年未満です。
早い時期に辞めていく人の理由は「こんな大変な仕事、自分には無理だ!」とあきらめてしまい、頑張ろうという気力もなくしてしまった人。
わかります!私も1年間くらいはいつ辞めようかと、そればかり考えていました。
毎日疲労困憊で、「朝になったらまた行かなきゃいけないのか…」と前日から嫌で嫌で。
こんな思いしてまで続けた方がいいのかな?と毎日考えていました。
でも思い返してみると、たぶん誰もが1年未満の頃はわからないことだらけで、悩みも多い。
できなくてもそんなに気にすることはないということです。
扱うものによってその期間は違うと思いますが。
嫌な上司から、落ち込んでしまうくらい意地悪な態度や言い方をされて教えられると「わからないけど聞きづらいな。たしかこうするんだったはず…」というふうに自力で何とかしようとして、それが次の失敗を招くことにもなりかねません。
そしてまたまた怒られることになってしまう。
私も上司が嫌でつらかった時があるので、新人時代の大変さはわかります。
でも辞めないで頑張ろうという気持ちがあるなら、わからないことは何度でも聞くべきです。
それがいちばん一人前になる早道だと思います。
50代60代であることで、逆に聞きやすいということもあります。
自分の親に教えるように教えてくれる上司もいるんです。
わからない時は無理せず、「物覚えの悪いおばさん」キャラになりきり、ちゃんと教えてもらうのもいい方法だと思います。
いちいち聞かなくてもよくなれば、もう上司の態度にびくびくしなくて済むのですから。
仕事に慣れてきた頃に辞めていくのは
・他でもっと待遇の良いところが見つかって転職する。
・上司や同僚との人間関係が原因。
せっかく少し慣れてきたのに辞める人。もったいないとは思うけれど、もっといい待遇の職場に巡り会えたならそれはラッキーで良かったと思います。
コールセンターはセンターによって相性の良し悪しがあると思います。
頑張り続けることも大事だけど、ご縁があってもっと自分に合う環境で仕事できるなら、こんなにいいことはありません。
コールセンターで働いている人は、他で何社も経験している人が多く、ネットワークを持っていたりします。
良い情報が入ってきて、誘われて移るひともいます。
私のようにそのようなネットワークを持っていない人間にとっては、羨ましいくらいです。
長く勤められそうないいところがあるなら、移ることは全然OKだと思います。
人間関係に悩み辞めていく人は、上司が嫌でストレスになっていたり、同僚との人間関係のトラブルがあった場合です。
これは本当に精神的にしんどいです。
辞めたいほどつらいなら、辞めることがたぶん正解かもしれません。
自分の心がおかしくなる前に。
でも私も経験済みなのですが、ある時突然その嫌な人が辞めていくことがあります。
自分の方が辞めようかと悩んでいる時にそんなことが起こると、
きっと人に嫌な思いを平気でさせる人って、どこに行ってもある時期を過ぎたら化けの皮が剝がれていられなくなったり、そもそも精神的に幼稚だから忍耐ということが無理でちょっとしたことで他に行ってしまうことを繰り返しているのではないでしょうか。
嫌な人がいなくなれば、職場環境は変わります。
そこから落ち着きを取り戻して、仕事にも良い影響を与えるでしょう。
人間関係は性格が皆違うのですから、無理をし過ぎて自分の心と体をこわさないように身の振り方を考えた方がいいですね。
長く働くためにはマイペースで
私がコールセンターで働き感じたことですが、長く勤めるためには淡々とマイペースで仕事をすることがいちばんだと思います。
あまり群れないこと、周りの人と深く関わり過ぎないことです。
コールセンターは人の数が多いので、いろんな人がいます。
親しい人を無理に作らなくても良いのだと考えた方がいいです。
挨拶もしてもらえない存在にになっては困るけど、孤立しない程度に嫌われない存在でいられたら十分だと思います。
でも私はそう思いますが、私たちの年代の女性は親しいグループを作るのが好きな人も多いようです。
そういうコミュニケーションをうまくとれる人が、強いネットワークを作っていくのでしょうね。
自分がどっちのタイプか見極めてください。
そして健康面では、月並みですが50代以降は無理はしないことが大切です。
あまり無理のないシフトを組み、疲れがたまった時には休むことです。
若い頃のように無理がきかなくなっていることは、この年代になれば皆感じています。
自分はまだまだ体力があるし頑張れると、自分を過信して頑張りすぎると、どこかで体調を崩し何日も休むことになってしまいます。
何しろコールセンターはストレスが多い職場です。
ストレス対策をとらないと、常に疲れがとれずやる気も起きず、体も不調だらけになってしまいます。
そうなると仕事もしんどくなり、辞めることばかり考えだすようになってしまいます。
転職できるなら思いきって辞めるという手もあるでしょうが、年齢とともに思うように仕事はなくなります。
一日中耐えるように、時間をやりすごして仕事をするような辛い働き方をしなくて済むように、健康な体と心を保つことが長く仕事を続けていくことが本当に大切です。
頑張りすぎて息切れしてしまわないように、休むことに罪悪感を持たず、マイペースで歩んでいきましょう。
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