仕事をすぐ辞めたくなる…その対処法

仕事

60代が仕事を辞めたくなる理由は、若い頃と少し違います。

健康上の問題や、職場での孤立感、意欲が湧かないなどが大きいと思います。

頑張っても以前のように認められなくなり、チャンスも期待できない。

自信やプライドが傷つくこともあります。

職場に同年代が少ないと、自分が浮いた気がして孤立感で気が弱くなることもあります。

 

私はもともと職場が嫌になると逃げたい、辞めたいとすぐ思ってしまう質です。

特に人間関係は人一倍メンタルをやられてしまいます。

強い人がいつも羨ましかった。

60代になり、転職が簡単ではないから、我慢して辞めないでいる感じです。

 

辞めたくなる時の対処法について考えました。

 

辞めたくなる理由

Hitomi
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辞めたくなることばかり…

私は現在コールセンターで仕事をしています。

もともと離職率の高い職種ですが、本当に辞める人が多いです。

私と同年代の人は様々な理由で辞めていきます。

 

最近感じるのは、健康面で辞める人が多いこと。

病気が出てくる年代でもありますが、がんになったり精神的な病になる人、腰痛などで仕事できなくなる人など。

明日は我が身と思って見ています。

自分は健康と思っていても、病気は突然やってくる。

健康を心がける生活が大事です。

 

職場での人間関係、孤立感は最も辞める理由としては多いのではないでしょうか。

周囲の人とうまくコミュニケーションがとれない。

感情的になり居心地が悪くなってしまった。

上司や同僚からの扱いに我慢できない。

一度嫌だと思うと、つらくて耐えられなくなります。

 

意欲がわかない、新しいことを覚えられない、挑戦したくないなどもあります。

認められたい気持ちも薄れてしまいます。

それは「もう年だから」というあきらめもあります。

たしかにチャンスはほとんどなくなります。

やる気が出ないのは、なかなかつらいものです。

苦痛な仕事に嫌気がさし、もっと他に何かあるのではないかと職場を去る人は多いです。

 

苦痛の蓄積は、鬱になることもあります。

私自身がそうでした。

眠れなくなり、日中胸が痛く苦しくなり、突然涙が流れたり、集中ができなくなりミスをしてさらに苦しい状況になったりしました。

そうなる前に、絶対に対策しないといけません。

 

辞めたい…の対策

Hitomi
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まずは冷静に…

辞めたい気持ちがどれほど強く本気なのか、本心を確認してみる必要があります。

感情的になり無計画に辞めてしまうと、後悔することもあります。

「辞めなきゃ良かった」と思うことは避けたいです。

自分の感情を整理する

まずは、なぜ辞めたいのかを具体的にリスト化して問題を明確にします。

辞めずに解決する方法はないか。

辞めれば解決することなのかを考えてみます。

 

ここで迷うのは、問題は辞めたら解決しても、次の職場が見つかるのかという不安です。

60代が簡単に辞められないのは、そこを考えてしまうからです。

転職するには、今よりも条件が悪くなることを覚悟しなければいけないこともあります。

いくつものリスクに覚悟ができるか、気持ちは変わらないのかを自分に確認することが大事です。

「もう無理」と思っていても時間が経てば状況が変わり、「辞めなくて良かった!」ということもあります。

上司に相談して解決策が見つかることもあります。

 

気持ちを落ち着けて、悲観的になり過ぎず、いったん冷静になることです。

転職を検討する

どうしても職場が嫌なら、現実的に次の職場を検討する必要があります。

家族がいて無理して働かなくてもいいとか、年金で暮らしていける人は急いで探す必要はないかもしれませんが、そんな余裕はない人の方が多いでしょう。

 

私の今の職場でも一人暮らしとか、病気で医療費がかかるからと、働かなくてはいけない人ばかりです。

いくら必要に迫られているとはいえ、自分の身体や心に悪影響があるなら転職を考えた方が良いです。

 

仕事がないわけではないですが、やりたくない仕事だったり、短時間勤務、低時給の可能性はあります。

そのような場合にはどうするのか。

貯金から補うのか、Wワークなどで収入を増やすのか。

いろんな方法があるとは思いますが、自分がどんな方法ならできるのか対策は立てましょう。

 

気持ちをリセットして前向きに進むために、

興味や得意なことを活かした職種を選んでみる。

過去の経験を活かした仕事を再びしてみる。

短時間勤務を取り入れた働き方をする、などなど…

自分のペースで、ストレスを軽減しつつ働くことができたら、転職して正解ですね。

じっくり考えるために仕事を休む

私は昨年職場がつらくて鬱になった時、1ヶ月近く休みました。

そんなに休んだら収入が減る訳ですから、簡単にはできない方法ですね。

1ヶ月くらいなら貯金で何とかしよう、と考えられなければ、金銭的なストレスが大きすぎるかもしれません。

 

私も金銭的余裕はありませんが、精神的に追い詰められ限界でした。

上司には辞めたいと伝えていました。

「しばらく休んでゆっくり考えて決断してもいいのでは?」と言われました。

確かにいろんなことを考え、休養し、リフレッシュすることで少し見方が変化したように思います。

その結果私が選択したのは、部署異動でした。

それが正解だったかと問われれば、半分は正解。

でも半分は辞めるべきだったかな?というのが本音です。

でも月日が経過すれば、不正解と思える部分も何とかうまくやり過ごすこともできるようになります。

つらいことばかりではなく、新たに温かい同僚が周りにできたりと、辞めたくない理由もできます。

 

決断する前に、冷静になれる期間を作ること。

私の経験上それは必要なことかな?と実感しています。

 

お金を稼ぐことは一番大事です。

でも自分が生きやすくいるために、お金よりも優先しなければいけないこともありますね。

生活を豊かにするための趣味や楽しみ

仕事を辞めたくなる時って、一日中嫌なことを考え続けてしまいます。

忘れたくても、気づいたらすぐ怒りや悔しさにどっぷり浸ってしまいます。

苦しくてつらいですね。

 

新たに趣味を見つけたり、スポーツを始めることは、大きな助けになります。

嫌な気分から離れられます。

また元の気分に戻ってしまうことはありますが、新たな楽しみができることで心に豊かさが生まれます。

すると自分が抱え込んでいたネガティブな思いが、少し大げさだったかな?とか、大した問題じゃなかったと思えることもあります。

問題が深刻であれば、そうは思えないかもしれませんが。

そうだとしても、楽しみは作った方がいいです。

暇さえあればネガティブ状態でいることは、自分のためにも良くないです。

笑顔でいられる時間があれば、道が開けるチャンスも巡ってきますから。

カウンセリングを受ける

辞めたい…と気分が落ち込んだり、怒りや恨みでどうしようもない時、迷っている時。

カウンセリングを受けることで、自分の本心がわかったり解決策が見つかることがあります。

何よりカウンセリングは、決して自分を否定されることはありません。

家族や友達に相談するのとは、だいぶ違います。

 

専門家の力を借りて、自分の気持ちが決められるのなら受ける価値はあると思います。

 

精神的にかなりまいっているなら、心療内科を受診することも考えた方がいいでしょう。

資格取得、副業、起業などの目標を決める

仕事を辞めたい時、次の職場を見つけることは可能です。

ただ辞めたい気持ちの中に、悔しさや情けなさがあるなら…

次の職場で待遇面が悪くなったり、やりがいが持てない時に満足できるでしょうか?

割り切れるなら良いのです。

でも「このままで終わりたくない」「見返したい」という思いがあるなら、冷静に考えましょう。

 

仕事にやりがいを求める人なら、敗者として職場を去るのは後悔を残すでしょう。

「資格を得て今よりもっと良い職場に行こう」

「副業を始めていつかそちら一本にする」

「起業するまでのつなぎだ」

と目標を決められたら、今の状況を割り切ることができるようになります。

 

私も辞めたくて苦しむ日々がありました。

苦しくて、いろんな対処法で乗り切ってきました。

でも本来負けず嫌いの私が、最も納得いく方法が「目標を決める」ことでした。

 

不思議なもので、帰宅後や休日には目標達成のために勉強をするようになりました。

その日まで、今の職場は淡々とこなす仕事だと捉えるようになりました。

 

仕事への思い入れが強い人でないと、目標を仕事にしにくいかもしれません。

他の目標でも構いません。

目標ってそう簡単に持てないものですが、あるば人生は張り合いが生まれます。

 

60代の転職はよく考えて

Hitomi
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10年後のこと考えて!

私の周りには60代で転職する人は多いです。

ほぼコールセンターで知り合った人です。

 

コールセンターの仕事の話になってしまいますが

仕事は、短期や短時間の仕事ばかりとのこと。

短期の仕事は時給も高いので、飛びつくように仕事に就くのですが、業務が満了になればまた仕事探し。

結果、数ヶ月で転々と渡り歩くことに。

それでは安定しないからと、夜も別のコールセンターで仕事。

これって、かなりキツいです。

60代には体力的に精神的にも疲れてしまいます。

 

疲れ果て精神的に病んでしまった人もいます。

独身の友人は、金銭的に不安定な生活だからと、結婚相談所に登録したり、マッチングアプリなどで養ってくれる伴侶を探している人もいます。

みんな必死で生きているのですが、不安は減らしたいとつくづく思います。

 

残りの人生を後悔なく過ごすために、心豊かに生きられるようにするために。

仕事は大事なことです。

仕事を辞めたいと悩んだ時、まず冷静に。

大切な自分の人生ですから。

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