メンヘラ女ってどんな人?
感情の起伏が激しくネガティブで
周りからは
「振り回される」
「面倒くさい女」と言われます。
私自身がメンヘラ女だと
ずっと思ってきました。
思い通りにいかない時、
感情を抑えることができなくて
ヒステリックになったり
悪意を抱いたりと醜い言動をしてしまいます。
人と衝突することも多く
生きづらいタイプです。
でも60代はメンヘラから脱却しようと決意しました。
変わらなければ、自分がとても苦しいからです。
そのための方法を取り上げていきます。
メンヘラ女の原因

背景に理由があります
1. 幼少期の家庭環境
・親から十分に安心感を得られなかった。
・過干渉や放任で育てられた。
・条件(いい子でないと愛されないなど)を植え付けられている。
私は周りからは良い親に育てられ
愛情をたくさん注がれた子
そう思われてきました。
確かにその通りかもしれません。
でも過干渉で、自分の意見は通らず
常に母親の目が気になり
自由ではなかったと思います。
良い成績をとらなければ
しっかりした子と言われなければ
自分は認めてもらえないと思っていました。
母はそんなことはないと言います。
でも私は小さい頃から
自由になれない苦しさをずっと感じて生きてきました。
常に周りが気になり不安で
緊張して生きていました。
自分の性格を親のせいにしてるわけではありません。
でも小さい頃に植え付けられたものは、ずっと消えない。
メンヘラと言われる人は
幼少期のネガティブな思いがあると思います。
2. 自尊心の低さ
自分に自信が持てない
相手にどう見られているか気になる
小さなことで「嫌われた」と思ってしまうなど…
自己評価が低いため
他人の承認がないと安心できないのです。
感受性が強すぎる
人の言動や表情に過敏になる
小さなことも大きく受け止めてしまう
嫌なことを何度も頭の中で反芻する
些細なことで傷つきやすく
心の中は泣いているのに…
感情のアップダウンが激しいから
相手も振り回されてしまうのです。
過去の恋愛や人間関係のトラウマ
深く愛した人に裏切られた
依存し過ぎて失敗した
「また捨てられる」
「軽んじられる」
などの不安が押し寄せ
次の恋愛や人間関係にも影響してしまいます。
メンヘラをほっとくとどうなる?

抑えられない感情が…
メンヘラはそのまま放っておかれると
不安がどんどん大きくなり
相手を困らせるような行動を起こしてしまいます。
何度も電話やLINEをしてしまう
言葉に出さないと気がすまなくて
怒りをぶつけたり
被害者になって相手を責めたりします。
他にも相手を試すことをしたり
嫌われたと思い込んで落ち込み続けたり…
なかなかやっかいな行動に出てしまいます。
放っておかれる=見捨てられると感じてしまい、心がさらに不安定になってしまいます。
これはとてもつらい状態です。
何もかもがうまくいかなくなってしまいます。
面倒くさい人と思われるのは嫌だけど、絶望感でどうにもならないのです。
こんな状態からは何とか脱却したいですね。
「もう苦しまない」ための生き方

自分に厳しくしない
視点を変えてみる
若い頃は誰かがそばにいないと不安でした。
でも60代以降の人生では
視点を少し変えてみることが必要です。
「誰かに依存する愛」ではなく
「自分を満たすための愛」が大切です。
放っておかれる時
連絡を待ち続けるのではなく
自分の好きなことをして、自分だけの時間を楽しむ。
放っておかれる=自由時間と捉えることに少しずつ慣れていきましょう。
それは自分を大切にする練習でもあります。
ゆっくりお茶したり、音楽を聴いたり、穏やかな気持ちで散歩してみたり…
最初は孤独感に苦しむかもしれません。
自分を放っておく人に憎しみを感じます。
情けなさや怒り、悲しみで
視点を変えることは簡単ではありません。
でも、険しい顔をしている自分と
一人でも楽しんでいる自分
どちらが素敵か、想像して客観的に自分を眺めてみてください。
「私は一人でも楽しめる」
そう受け止められたら
生きるのがぐっと楽になります。
感情をためこまない
感情を抑え込んでいると、爆発してしまいます。
最初は億劫かもしれませんが
感情を書き出して整理することです。
どんな出来事で、その時どんな気持ちになったか。
書き出したら、
最後に今の自分へのひと言を書きます。
どんなにネガティブなことでも、最後は「でも私は生きている」などの言葉を書きましょう。
これだけで、頭の中をぐるぐると駆け巡る思考が落ち着いてきます。
体を整える
心の不安定さは、体調やホルモンバランスの影響を強く受けています。
毎日太陽の光を浴びて散歩をする。
短時間でもいいので毎日続けます。
それによって体内時計を整えるのです。
血流がよくなりますし、
気持ちも徐々に安定してきます。
運動は60代からの心の不安定さに効果的です。
「NO」と言う練習
「嫌だけど断れない」ことから
メンヘラ的な苦しみは生まれます。
我慢や怒りが大きなストレスになります。
常に心の中で怒りを反芻してしまいます。
その状態だと、直接関係ない人ともうまくいかなくなります。
「今回はできませんが、また今度」とあらかじめ言葉を用意してお断りすること。
自分を守るための境界線は必要です。
それができれば、人間関係のストレスは激減します。
自分を安心させる言葉
メンヘラ状態とは「不安」が大きいです。
自分で自分を落ち着かせることができれば、楽になります。
習慣が大事です。
不安になったら
「今、私は不安だけど、大丈夫」
できたら鏡を見て自分に言い聞かせる。
心がざわざわと不安な時って
周りの人の言葉や態度に
依存的にこだわってしまっています。
他人の言葉にとらわれない。
他人の言葉がいちばんじゃない。
自分をいちばん大切にし、味方になれるのは自分です。
自分で自分を落ち着かせる方法は、人によってさまざまかもしれません。
でも言葉は即効性があります。
習慣づけたいですね。
メンヘラ女脱却!

もう苦しむのはやめよう!
メンヘラ脱却には
人にふりまわされないこと。
人の言葉や言動に一喜一憂しない。
そのためには小さなことでもいいから、自分を満たして豊かな気持ちにしておくこと。
ちょっとくらいわがままでもいい。
心の安定を保つことが最優先です。
それを習慣づけることで
今までの生きにくさが
かなり楽になっていきます。
私も若い頃から感情の起伏が激しくて
すごく傷ついているのに
扱いづらい気難しい人と言われ
どうしたらいいのか、やりきれない思いを抱えて生きてきました。
もう少しいい加減さがあれば
気楽に生きられたのかもしれません。
相手の言動が許せない…
それを他の人よりも過敏に受け止めてしまう。
抑えられない感情をぶつける。
相手にわかってほしいだけだったのに…
60代になって悟ったのです。
私が悪くないこともたくさんあった。
でも理解されようとして傷つくよりも、傷つくことを回避しようと。
この年齢になると感情的になると、若い頃よりもっと理解されません。
そしてもっと嫌われるのです。
上記で取り上げたことは
当たり前すぎて馬鹿らしく思うかもしれません。
でも小さなことから自分の意識を変えてみることで、傷つくことや怒りが減りました。
穏やかで豊かな気持ちになり
呼吸までが楽になるようでした。
私は完全なメンヘラ女でした。
本当に脱却したかはわかりません。
理不尽に傷つけられたら
感情が爆発する可能性は否めません。
でも小さな積み重ねがこれからの人生を大きく変えていくことは間違いありません。