【母親への怒りがおさまらない】苦しみから自由になる方法

母親への恨みや憎しみが消えない

Hitomi
Hitomi

いつまでも自由になれない…

60代になってもなお、

母親への恨みが消えない。

 

「この年になっても親を恨むなんて恥ずかしい」

「母親が嫌いなわけじゃないのに…」

そう悩んでいませんか?

 

60代以上で親を許せなくて悩む人は、実はとても多いのです。

私っておかしいのかな?

私の心が狭くて陰険なのかな?

そう思ってしまいます。

 

私も60代の今でも

その悩みがとても重く

でも誰にも言えなくて

一生楽になれないのかなと

宿命とさえ思ってしまいます。

 

でも母親を許せない自分を責めないで!

親を恨む心理には、

深い理由があります。

そして誰にでも起こりうることなのです。

親を恨む心理

なぜ怒りがおさまらないのか?

子どもの頃に傷ついた記憶は

脳の奥深くに刻まれます。

 

特に母親から受けた

暴言、無視、過干渉は

「愛されなかった」

「わかってもらえなかった」

という無価値観となってしまいます。

60代になっても思い出すたび

怒りや恨みが蘇ってしまいます。

 

さらに

親が亡くなり「謝ってもらえない絶望感」

 

人生の終盤で「返してほしい時間」が増え、怒りがさらに強まることもあります。

怒りを抱え続けるとどうなる?

母親への恨みを溜め続けると、

日常生活や職場での人間関係にも悪影響を及ぼします。

 

些細な一言で強く傷つく

無意識に他人に攻撃的になる

認められるため常に人と比較する

などの面が出てしまいます。

結果、周囲に冷たくされたり孤立したりして、ますます生きづらさや苦しさを感じてしまいます。

 

怒りや恨みを長年抱えているから

心の中に燻ぶったいたものが

些細なことで現れ、苦しめるのです。

 

私は、50代半ばくらいまでは

自分が年をとれば楽になれると思っていました。

諦めることを覚え、

年をとれば考え方も穏やかになると。

 

でも、60代の方がキツいかな…

この年齢になっても振り回され、傷つくことに、心底悲しくなります。

私の一生は、本当の自由を感じられないまま終わってしまうのか…

自分が年老いても、楽になれない。

これだから幸せになれないのかと。

今でもそんなふうに考え始めたら

涙が止まらなくなります。

 

周りの人とうまくいかなくなることも多く、生きづらさを感じながら60代になりました。

自分の幸せのためにも、

一日でも早く楽にならなければいけません。

 

心の持ち方と楽になる方法

Hitomi
Hitomi

長年の思いは簡単じゃないが…

私は今怒っていると認める

怒りを感じている時、心の中で

「今私は、母親に怒っている」

「周りにいる他の人に対しては怒ってない」

と自分の感情を認め、区別することで

怒りが暴走するのを防げます。

 

また母親と似た言動の人がいる時

烈しい嫌悪感を感じてしまいますが

「この人は母親ではない」と

区別をし、意識することです。

 

過去と現在を混同してしまうと

怒りがどんどん強くなっていきます。

現実を確認できれば

心が少しずつ落ち着いてきます。

 

簡単にはできないけれど

自分の苦しい感情を他人に向けても、いいことはありません。

気難しい人、面倒くさい人と思われるだけです。

認める=反芻することじゃない!

自分の思いを書きだすと良いと言われます。

書き出すことですっきりし

心の整理ができる人もいるでしょう。

 

でも残念ながら、それが逆効果なこともあります。

私は完全にそのタイプです。

書き出すうちに感情が高ぶり

怒りが増幅されてしまうのです。

そうなると、暇さえあれば

傷ついたことを事細かく思い出し、反芻を繰り返すのです。

反芻している時は

私が出口の見えない道をさまよっている時。

怒り、恨み、悲しみ、絶望に一気に襲われます。

 

嫌なことを反芻するクセがある人は

書き出す方法はおすすめしません。

そんな時は

 

「手のひら」を使う方法を試してください

《やり方》

①手のひらをこすり合わせ温める

②手のひらを胸に当てる

③目を閉じ、恨みを抱える自分の姿を思い浮かべる

この時、心の中で

「私一人で、抱えなくていい」

「少しだけ後ろに預けます」

と唱えます。

自分の背後には大きな空間

山、海、宇宙、仏様の姿をイメージ

 

④息を吐きながら、手を離す

《なぜ効果があるのか》

たった一人で、心を緩めることができます。

脳は「一人で感情を抱える」と感じると、パニックや怒りが強まります。

でも、「誰か(何か)と分かち合える」と認識した瞬間、恐怖や怒りを司る部位が活動を弱め、心が落ち着く仕組みなのです。

一人ではないと言い聞かせるのに有効です。

普段の生活での心がけ

小さな「快」を積み重ねる

人間関係のストレスを減らすには

自分の感覚が心地よい時間を増やすことが、最も効果的です。

 

たとえば…

◎好きな香りに包まれる(ハンドクリームでもいいのです!)

◎好きな色の服を着る

◎とびきり美味しいコーヒーや紅茶を淹れる

心地よさが、穏やかで落ち着いた心にしてくれます。

 

疲れたら休む勇気を

怒りはエネルギーを消耗します。

心がくたくたで、疲弊しています。

 

外出をやめる

昼寝をする

返事を遅らせる など

 

休むことは、甘えでも

わがままでもないと

自分に言い聞かせ許可しましょう!

たっぷり休養すれば、笑顔が出るようになります。

 

ありがとうを1日1回言う

「ありがとう」って言う時って

気分は悪くないことが多いですよね。

このひと言で、脳のオキシトシン(安心ホルモン)が分泌されます。

イライラとか敵意が自然に弱まってきます。

 

「ありがとう」と言うのは

相手のためではなく

自分のためです。

 

楽しみ、生きがいをみつける

怒りや恨みに心が支配されている時は

楽しいことがわからなくなります。

何も楽しいと感じられなくなるのです。

気力もわいてきません。

 

大きな目標でなくて良いのです。

小さな「快」の積み重ねで芽生えるかもしれません。

 

小さな楽しみや生きがいを感じられたら

怒りを感じる時間も少なくなります。

楽しみが大きくなれば

怒りを思い出すことも少なくなります。

 

過去に楽しかったことを

いくつか思い出して書き出してみてください。

子どもの頃でもいいし

30代~50代のことでもいい。

その中で今できそうなことがあったら

一度だけやってみる。

楽しくなければ、別のことを試します。

きっと何かは見つかると思います。

 

生きがいが見いだせたら

怒りで時間を使うことがもったいないと感じます。

幸せを遠ざけることだと気づきます。

 

ふとした時にまた感情は元に戻るかもしれません。

でも完全に消し去ることはできないし、長年の傷なのです。

そう簡単なわけがない。

だから怒りに襲われたら

またゆっくり軌道修正すればいい。

自分を責めることはしないであげて!

 

許さなくていい

Hitomi
Hitomi

幸せになればいい

母親を許せなくてもいい。

怒りがあってもいい。

だってそれだけの理由があるし

長年苦しんできたのだもの。

何もなかったように消せるわけない。

 

怒りはあっていいけど

その怒りに飲み込まれないこと。

蟻地獄のように逃げられなくなってしまう。

 

「今」を心地よく生きること。

自分をちゃんと癒してあげること。

それが周囲の人間関係を守ることにもなります。

 

たぶん私自身も

以前よりは緩和されたり

逃げ道を作る術はできたけれど

母を許すことはできないと思います。

過去は変えられないし

私の人生は赤ん坊に戻ってやり直せもしない。

 

自分が幸せに生きるしか

楽になる方法はないのです。

 

怒りがひどい時は

何もかもがうまくいかなくなります。

鏡で自分の顔を見ても

暗くて醜い顔をしています。

 

幸せになって、笑顔で生きて

残りの人生は素晴らしいものにしたいのです。

私のように母親への怒りで

もったいない人生を送ってしまった人も多いと思います。

泣いたこともあると思います。

 

これからは幸せをどんどん上書きし

苦しさを塗りつぶしていこうと思っています。

 

そうでないと

母が亡くなった時に

やりきれない思いだけが残って

自分が死ぬまで抱えていきそうだから。

 

これからは少し楽に生きていきましょう!

 

 

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